スキンケア

アトピーの方が知っておきたい、正しいスキンケアのポイント

アトピー性皮膚炎は肌の保湿バリア機能が低下しているため、正しいスキンケアが必要不可欠です。ここではアトピーの方が知っておきたい、正しいスキンケアのポイントをご紹介します。

スキンケアの基本

洗浄力の弱い、刺激の少ない洗浄料を選ぶ

アトピー肌は皮膚バリアが弱く、外部からの刺激に敏感です。そのため、洗浄力が強い洗浄料を使用すると、肌の保湿力が低下してしまい、症状を悪化させることがあります。
一番いいのはなにもしようせずお湯で流すことですが、洗浄料を使用する場合は
洗浄力の弱い、刺激の少ない洗浄料を選ぶことが大切です。また、合成界面活性剤が含まれていない、無添加のものを選ぶとさらに安心です。おすすめはシャボン玉石鹸です。

シャワーの時間は5分以内、お風呂の時間は10分以内に抑える

アトピー肌は皮膚バリアが弱いため、肌表面の水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい状態になっています。そのため、シャワーやお風呂を長時間浸かってしまうと、肌の保湿力が低下してしまい、症状を悪化させることがあります。できるだけシャワーの時間は5分以内、お風呂の時間は10分以内に抑えるようにしましょう。また、人に会わない休日などは脱シャワー、脱風呂もオススメです。

摩擦に気をつけ、優しく洗う

アトピー肌は皮膚バリアが弱いため、摩擦によって症状を悪化させることがあります。特にタオルで擦ると、肌表面の角質層を削り取ってしまい、肌の保湿力が低下してしまいます。そこで、優しく手で洗うようにしましょう。また、洗顔後はタオルで拭かずに、肌の水分を保つために優しく押さえるようにしましょう。

 

保湿のポイント

入浴後は水分をしっかりと拭き取り、すぐに保湿剤を塗る

入浴後は、肌表面に残った水分をタオルでしっかりと拭き取ります。その後、肌の乾燥が始まる前に、保湿剤を塗るようにします。肌表面に水分が残っている状態で保湿剤を塗ると、水分が保湿剤から奪われ、肌がますます乾燥してしまう可能性があるため、水分を拭き取ることが大切です。

保湿剤は肌の状態に合わせて選ぶ(クリーム・オイル・乳液・ローションなど)

保湿剤を選ぶ際には、自分の肌の状態に合わせて選ぶことが重要です。肌が乾燥している場合は、クリームやオイルなど、しっかりとした保湿効果のあるものを選ぶようにしましょう。また、軽い乳液やローションタイプのものは、夏場などの軽い乾燥状態に適しています。保湿剤の成分にも注目し、肌に合わない成分が含まれている場合は、肌荒れの原因になることもあるため、自分の肌に合ったものを選ぶようにしましょう。

保湿剤は1日2回以上、必要に応じて追加で塗る

保湿剤は、1日2回以上、必要に応じて追加で塗るようにします。朝と夜のスキンケアの際には必ず保湿剤を塗るようにしましょう。また、乾燥が気になる場合には、適宜保湿剤を塗ることも大切です。肌の状態に合わせて、保湿剤の使用頻度や量を調節することが必要です。特に寒い季節や冷房が効いた部屋で過ごす場合は、肌が乾燥しやすくなるため、こまめに保湿剤を塗るようにするとよいでしょう。

 

その他のポイント

日焼け止めは肌に負担をかけるため、使いすぎに注意する

日焼け止めは紫外線から肌を守るために大切なアイテムですが、肌に負担をかけることもあります。肌の敏感な人やアトピーの人は特に、日焼け止めによる刺激でかゆみや炎症が起こる場合があります。また、日焼け止めにはアルコールや香料などが含まれることがあるため、その成分によって肌が荒れることもあります。適量を守り、肌に合ったものを選ぶことが大切です。

肌の状態が悪化している場合は、医師や薬剤師に相談する

アトピーの人は肌の状態が日々変化するため、スキンケアの方法も時に変更する必要があります。肌が乾燥している、かゆみがひどい、赤みが出ているなど、肌の状態が悪化している場合は、自己判断でのケアは避け、医師や薬剤師に相談することが大切です。専門家に適切なアドバイスをもらい、正しい治療を受けることで、症状の改善につながることがあります。

かゆみを感じた場合は、掻かずに湿布などで冷やす

アトピーの人にとってかゆみはつらいものですが、掻いてしまうと炎症を引き起こすことがあります。掻くと肌が傷つき、そこから細菌が入り込んで炎症を引き起こすことがあります。かゆみを感じた場合は、掻かずに冷やすようにしましょう。湿布や冷たいタオルを肌にあて、かゆみを和らげることができます。また、かゆみを引き起こす刺激を避けるために、肌に直接触れないように、ソフトな綿の服を着るなどの対策も考えてみましょう。

 

まとめ

アトピー性皮膚炎の方にとって、スキンケアはとても大切です。スキンケアを正しく行うことで、かゆみや炎症の緩和、また症状の悪化を防ぐことができます。スキンケアの基本は、洗浄力の弱い洗浄料を選び、シャワーの時間を5分以内、お風呂の時間を10分以内に抑え、優しく洗うことです。保湿のポイントは、入浴後に水分をしっかりと拭き取り、保湿剤を肌の状態に合わせて選び、1日2回以上必要に応じて追加で塗ることです。日焼け止めは肌に負担をかけるため、使いすぎに注意が必要です。肌の状態が悪化している場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。かゆみを感じた場合は、掻かずに湿布などで冷やすことが大切です。正しいスキンケアを行い、アトピー性皮膚炎をコントロールしましょう。

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